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「 変 身 」フランツ・カフカ

Posted by キャベツおっさん on 30.2012
Category : お勧め本
フランツ・カフカ「変身」(集英社ギャラリー世界の文学12より)

変身(カフカ)


カフカの作品では最も有名ではないかと思うこの本を読んでみたくて
図書館を探してみました。倉庫の中に有るということで図書館書士の方に探していただきました。
 すると、現在ではPCで検索をかけたタイトルをロボットがウィンウイィンと、おそらくは暗い倉庫の中から取ってくるのでしょう。自動的にベルトコンベアにのせて出て来て私はびっくりこきました。
こんな片田舎の図書館でハイテク機器にお目にかかれるとは想像していませんでしたから(笑)

まぁ、それはいいとして、以前から面白そうだなと筋だけ聞いていた本ですが、本屋になかなかないものですから、借りられた時は嬉しかったです。
100頁ぐらいのボリュームでお手軽に読めるので、みなさんも一度読んではいかがでしょう。
私が読書するときは何が言いたいのか哲学的側面を求めてよむのですが、この本には大きな悲劇とそれをあまり感じていない当人の主観といった矛盾した世界観が印象的でした。

ある日、グレゴール・ザムザ君は会社の用事で出張しなければならないのですが、朝起きると巨大な虫になっていました。ww
普通は「おわっ、なんじゃこりゃ」とか仰天しそうなシュチュエイションですが、このグレゴール君はさほどビックリしません。
淡々とどうやって会社の上司に説明しようかなどとのんきに構えていますと、事態はどんどん悪化していきます。

このグレゴール君、性格は俗に言う「おまいら」と呼ばれるヒキニートを連想させる内容で描かれていますが、本来は会社にも勤めていたし、好きな子にもアタックする、リア充であったわけで、虫にさえならなければ、結構幸せになっていたかもしれません。
私の頭の中のイメージはダンゴ虫、あるいは吉田戦車の「斎藤」といった感じでしょうか、但し斎藤は「ぶぶぶ・・」といって泣いて飛び去ったり嬉しそうな表情を見せたりできるのでやはりダンゴ虫に近いのでしょうね。

虫になった後も、運命を呪うとかダークさを感じさせる描写はないのでサッパリしたヤツなのかもしれません。妹思いで優しい兄なんて設定がさらに「萌え系」には喜ばれる設定ではないかと思われます。
さぁ、彼はどうなってしまうんでしょうか。
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